こんにちは!広報担当 なみこです。
今回は、Diverse技術研究所の研究員である岩本さんにインタビューさせていただきました。
岩本さんと…。
― こんにちは、お時間いただきありがとうございます!
Diverse技術研究所は、日本の中でも珍しいデーティングサイエンスに特化した研究所です。
企業の中で研究所と言われても内容の想像がつきにくい所もあるかと思いますので、今回は色々お話を聞きたいと思います。

― 研究者って聞くとすごく慎重で厳密なイメージが強くあるのですが、実際はどうですか?
iwamoto自分自身は、イメージの通りすごく慎重派です。
けど、研究者って慎重すぎてもいけないんですよね。
ある程度方向性を定めていくには、思い切りが必要になる場面も多いので、そこは課題です。
― そうだったんですね!コツコツと慎重に研究をするイメージが強かったので、意外でした。
それでは引き続き、業務の内容についてお伺いできればと思います。

恋愛活動を包括的・実行的に支援するための知的情報社会基盤を実現するのが目標

― まず、研究の主テーマになっているデーティングサイエンスってなんですか?
iwamoto
デーティングサイエンスは近年注目されはじめてきた新しい領域になります。社会学や心理学としてではなく、情報処理として恋愛を数値化し、謎の解明や発見を行っていくのがデーティングサイエンスです。
よく勘違いされるのですが、モテる方法などは現在の研究領域ではないんです。


― 情報処理として恋愛を数値化って、具体的に言うとどんな感じでしょうか。
iwamoto例えば、吊り橋理論って言うのがあります。
揺れる吊橋の上で、怖くてドキドキした感覚がそのままそばにいた異性に対する感情の高ぶりと勘違いをしてしまい、恋をした錯覚におちいるというものなのですが。日常に吊橋はそうないわけで…(笑)

それを擬似的に再現するために、その状況下で起きることを検証しデータとして抽出します。例えば心拍数や発汗の状態とか、心理的なものが起こす変化で数値化できる所はたくさんあるわけです。

で、そのデータを元に、同じ状況を再現できるようなデバイスを作り出すところが、Diverse技術研究所の研究の一環でもあります。

― 他の企業の持つ研究所とここは違う。ということはありますか?
iwamoto一般企業の持つ研究所って、研究をサービスや製品にするために行っているところが多いのですが、Diverse技術研究所は純粋にデーティングを研究するところに重きを置いているのが他と違うところだと考えています。
なので、各研究員に課せられた目標としては、論文の発表をすることだったりします。

Diverse技術研究所と言うかたちになったのは2016年の2月で、HCI(Human Computer Interaction)の領域で研究をして半年ぐらい経ちますが、その間にすでに5本の論文を出しています。
うち、1本は国際的発表を行いIFAC HMS 2016に招待されたりもしているんですよ。
外部での発表は国内で6回、国外で3回行っていて、最近では大学で講義を依頼されるようになってきました。

現在はSiggraphやCHI、ICMLなどのトップカンファレンスでデーティングに関する論文をたくさん輩出することを目指しています。

― 技研の研究ブースには、論文を書くために研究を形にするためのものがたくさんありますね
iwamotoそうですね。最先端の技術を使ってプロトタイプを作って実験をしています。
Webの企業ですが研究室には3Dプリンター、VR機器、電子工作用のスペース、ロボットなんかもあります(笑)
Diverseだけじゃなくミクシィグループとしてサポートしていただける体制があって、新しいデバイスがあると共有してもらえたりするので、とても感謝しています。
研究所の備品一部研究所の備品の一部

― Diverseの研究所で良かったと思うことはありますか?
iwamoto恋愛を数値化しようとしても分析するには大量の行動データが必要になってくるんです。
この点において学術的な研究所ではデータが確保できないって問題があって、なかなか進歩していくのが難しい領域でした。

しかし、Diverseは結婚支援業務を行っている会社で多くの恋愛感情の絡むサービスがあり、そこで得られる実際の行動データやユーザーから得られるアンケートの情報は一線を画するほどです。自社の膨大なデータをもとに研究をすることができ、データも常に今の日本社会の恋愛に則したところだっていうのが非常に魅力的です。
この領域に関心のある研究者の人たちにはとても注目されているんですよ。

― 「恋愛活動を包括的・実行的に支援するための知的情報社会基盤を実現する」っていうのはつまりどういうことでしょうか?
iwamotoDiverse技術研究所はデーティングサイエンスの領域拡充が目標なのもありますが、サービスから得た知見を元に、よりよいサービスへフィードバックできるように情報共有をしたり、分析したりするのも業務の一環だったりします。

恋愛って非常に社会に密接に関わることで、恋愛を知らないとユーザーの正しい気持ちを理解できないと思っています。恋愛を通して人間を知ることが大切で、研究していることも恋愛のモテテク、みたいなものではなくてもっと厳密なものだってことは、今までの話を聞いてもらった感じでは理解してもらえるかなと思います。

Diverse技術研究所で得た知見はここだけに溜めず、他の学術的な機関にも共有していってデーティングの領域を医学のように学術分野として確立していきたいと考えています。

― Diverse技術研究所に興味のある人に伝えたい事はありますか?
iwamotoDiverseは結婚支援業務を行っている企業なのもあり、デーティングに対してすごく真剣に考えてくれています。
コンテンツの現場の人たちからはじまり、マネージャ陣上層部を含めて研究職じゃない人たちでもデーティングの領域に関心がとても高くて理解があり、アカデミックをないがしろにしない環境があります。

論文発表のために海外のカンファレンスに参加するところもサポートしてもらえたりしました。
研究として最前線のデーティング事情を収集もしていますが、その情報がサービスや会社の改善にそのまま生かせたりしますし、広報的な活動もグループ全体で協力してくれるので、自分たちではカバーできない領域に対してもフォローがあり学校で研究していたのでは得られないものをたくさん提供してもらえる環境だと思います。

研究所としてはまだ大きくはありませんが、面白いプロジェクトがたくさんあるので興味がある人が是非遠慮なくお問い合わせをいただければ嬉しく思います。
Diverse技術研究所 お問い合わせ

趣味は論文を読むこと!意外な特技はバルーンアート

― 岩本さんのプライベートに切り込んでみます!好きなことはなんですか?
iwamoto高等専門学校の頃からずっと続いている趣味といえば、論文を読むことですね。
週末は論文を読んだり、講演会に行くことが半分ぐらいあります。
ただ就職してからバーに行って、バーテンダーから聞いた話の中からひらめきを得たりすることもあるので一人飲みするのも好きになってきました。

恋愛って誰とでも話すことのできる共通の話題で、それこそ中学生とだって同じ話題で盛り上がることもできるわけで、色んな人と話しながら知見を溜めていくことの領域でもあるんですよね。

― びっくりするほどプライベートも研究に一筋でした!まさに研究者の鑑という感じがします。そういえば、意外な特技があるそうなのですが…。
iwamoto研究室の教授がバルーンアートが得意で、見ているうちに自分でもやりたくなって独学で学んで作れるようになりました。ちょっとお時間頂いて作ってみますね。
バルーンアート
かぶれるニワトリちゃん
― 数年ぶり、といいながらも手際よくかぶれるニワトリのバルーンアートを作ってくれました!

iwamotoお祭りの時に子どもに作ってあげるとすごい喜んでくれるんですよね。コツさえ覚えれば簡単です。
ご用命があればお作りしますよー。

― まさかの本格的バルーンアートでした…!ありがとうございました!

研究一辺倒なまっすぐな姿勢はいかにも研究者らしく、目指しているものが一本筋があって魅力的な岩本さんでした!
デーティングの領域を背負っているDiverse技術研究所の今後の活動にも大注目ですね。

次回は、若手女性エンジニアである横山さんのインタビューです。
エンジニア目線で見るDiverseはどんな感じでしょうか…!

それでは、お楽しみに!